方扣庵

茶の心をまなぶ

 

方扣(ほうこう)とは…

 中国の唐代におられた仏教の師、善導大師の著書『観無量寿経疏』のなかに、

「洪鐘、響くといえども、必ず扣(たた)くを待ちて方(まさ)に鳴る。大聖の慈を垂るる、必ず請を待ちて、まさに説き給ふ。」

 
大きな釣り鐘は四方八方に鳴り響き渡る徳性を持っている。けれども、だれかが扣かなければどんなに素晴らしい鐘であっても、その値打ちはわからない。扣かれることで「鳴り響く」本来の徳性が現れる。仏さまはある時ある人の請求も待ち、聴き手の資質に応じてお説きになり、其々の身心に響き渡る、という教えがあります。

 方扣庵(ほうこうあん)は、日本文化、特に茶道や華道等の伝統的な日本文化の継承と発展に関する活動を行い、もって日本国内及び海外での日本文化の啓蒙及び国際文化交流に関する人材育成に寄与することを目的とした文化団体です。
 
 現在は清浄華院茶室「清華亭(せいかてい)」を拠点として様々な事業を展開しております。茶の湯やいけばなといった日本伝統文化の寺子屋となるよう、互いに響き合い、一期一会を深める、協益性の高い文化教育事業を目指し、活動しています。

 
 

 

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